オリジナルタオルの作り方|今治・泉州のOEM工場に頼む手順と相場観
2026-07-20
タオルは個人ブランドの立ち上げ商品として人気の高い定番カテゴリです。理由はシンプルで、日常的に使う消耗品なのでリピートが起きやすく、日本の産地品質がそのまま差別化になるからです。この記事では、今治・泉州のOEM工場にオリジナルタオルを依頼する具体的な手順を解説します。
まず知っておく: 2大産地の個性
今治(愛媛県)
日本最大のタオル産地。「5秒以内に沈み始める」独自の吸水性基準で知られ、「今治タオル」ブランドの信頼がそのまま商品の信頼になるのが最大の強みです。ジャカード織(糸の織りで柄を出す)など表現技法も豊富です。
泉州(大阪府)
日本のタオル産業発祥の地。製織後に晒す「後晒し製法」による、おろしたてから柔らかい肌触りが特徴です。接触冷感・消臭といった機能性タオルの技術を持つ工場もあり、機能で差別化したいブランドに向きます。
ロットと費用の現実的な相場観
当サイト掲載工場の公表情報から、目安をまとめます(最新の条件は各工場に必ず確認してください)。
- セミオーダー(既存生地への名入れ・刺繍・タグ替え・カラーオーダー): バスタオル100枚前後から受ける工場があります
- 小ロット向けシリーズ: 200枚前後から
- フルオーダー(織りからの完全オリジナル): 300〜400枚以上が一般的
- 納期: サンプルに約1ヶ月、本生産に1〜2ヶ月が標準的。短納期対応(最短2週間)を掲げる工場もあります
つまり「まず100枚、セミオーダーで」が現実的なスタートラインです。
作り方の手順(6ステップ)
- 商品を決める: フェイスタオルかバスタオルか、無地+タグで見せるか柄で見せるか。最初の1品は仕様をシンプルに
- 産地を選ぶ: ブランドの信頼性重視なら今治、肌触り・機能性重視なら泉州(タオルカテゴリの工場一覧)
- 2〜3社に同条件で問い合わせる: 「商品・数量・時期」を添えて相談(問い合わせメールの書き方)。各工場ページの「問い合わせ文面を作る」も使えます
- サンプルを作る: 生地見本や既存品ベースの試作で、厚み・パイルの質感・色を確認
- 本生産: 検品基準・納品形態(畳み方・袋入れ)・タグの縫い付け位置まで詰める
- 販売開始: ネットショップ+ギフト需要(内祝い・ノベルティ)を意識すると単価が上がります
初心者がつまずきやすいポイント
- 「今治タオル」ロゴの使用には認定が必要: 今治タオル工業組合の品質基準をパスした商品だけが認定ロゴを使えます。使いたい場合は問い合わせ時に「ブランド認定を取りたい」と伝えれば、対応可能な工場が段取りを教えてくれます
- 織りネーム(タグ)は別発注になることがある: タグ自体にも最小ロットがあります。初回はプリントタグや下げ札で代用するのも手です
- 色数が増えるほど高くなる: ジャカード織は使用する糸の色数でコストが変わります。初回は2〜3色以内が無難です
まとめ
- タオルはセミオーダー100枚前後から始められる、個人ブランド向きのカテゴリ
- ブランド力の今治、肌触り・機能の泉州。方向性で産地を選ぶ
- 最初の1品はシンプルに、2〜3社比較とサンプル確認を省かない